旅行概要                      山田泰照


 今回の探鳥訪問地は前回の探鳥旅行と違う場所に設定したため、かなり走る距離が長くなった。


 航空運賃を少しでも安くするため、前回使用したコンチネンタル航空ではなく、アメリカン航空にした。特に岡山からだと国内線(岡山・羽田往復)の料金がかなり違う。岡山からサンホセまでの航空運賃は4万円ほど安くなった。
 ただし安くなる分制約があり、ダラス・サンホセの往復料金は取り消しの場合没収される。

 コスタリカでの食費は全部込みで途中での支払いがないので、うっかり写真を撮り忘れたものもあるし、何を食べたか忘れてしまったものもある。
 宿泊したホテル・ロッジなども参考のため載せる。


食事・ロッジ・ホテル

2月19日(2日目)

 前夜の宿泊はHotel Country Inn & Suites。普通のシティホテルで空港から近い。朝食もごく普通のバフェスタイル。レストランはプールの側の高台にある。



昼食は街道沿いのレストランで。料理の名はカサード。バナナの皮の上に鶏肉、牛肉、小豆が載っており、別皿にトルチージャ(トウモロコシの粉を焼いたもの)。20%近い税金を含め\1300ほど。安くはないようだ.。



 宿泊はLa Ensenada Lodge。場所は太平洋岸のPuntarenasを北上した
AbangariosNicoya湾に面している。ロッジから海が見える、眺望のいい所だ。



 夕食はバフェスタイル。各自皿を持ち並び、給仕の人から入れてもらう。
魚、鶏肉、マッシュポテト、白飯、サラダなど。






2月20日(3日目)

 朝食はバフェ。小生はパンケーキ、スクランブルエッグをとった。
長い移動のため昼食はロッジ作製のサンドイッチ。作られて時間のたったサンドイッチは食中毒が怖いが、問題なかった。

 3:40pmにOTS La Selva Biological Stationに到着。部屋は天井が高いので狭さは感じられずベランダ付きで、そこから鳥見もできる。近くに無料の洗濯機、乾燥機があったので、早速洗濯する人もいた。
 部屋には珍しくコーヒーマシンと拡大鏡付きのスタンドがあった。研究者用なのか?



 ここで問題なのは部屋から食堂までかなり遠い。歩いて行けなくはないが、我々は毎回車で行った。
 OTSというのは、熱帯雨林の自然を研究している所。サンホセの大学と米国の12の大学が資金を出しいるそうだ。米国からの留学生が多いように見受けた。面白いことに熱帯雨林のトレイルすべてが自転車道になっている。レンターサイクルがあるかどうか聞かなかったが、あれば便利だろう。
 食堂は広い。宿泊客以外にも研究者や学生も利用するのである。
ここでも皿を持って並び、給仕人に入れてもらうスタイルである。




2月21日4日目)

 三食ともOTSの食堂でとった。
味については、ずば抜けて美味しいものはないがまあまあだ。
コヒー、水はいつでも飲めるのでたすかる。
 夕食はBBQ。外で焼いたものを食堂内で出していた。焼きたての熱々でないのが残念だった。








2月22日5日目)

 朝食・昼食をOTSで済ませ、サンホセに向かう。
本日の宿はHotel Villa Turunon。町中のホテルで庭と言えるものは無い。
旅の半ばであったので夕食に日本料理をリクエストしていた。

 車で送ってもらうが、料理屋の入り口を見て驚いた。場末のキャバレーの入り口と言った雰囲気である。まことに怪しげだ。それを見ただけで、料理のおよその見当はついた。



最初に味噌汁とキムチが出て来た。味は今市(日光の手前の駅)だ。
 メインは天ぷら。メリケン粉の衣を泡立てか何かで完全に溶いたものを衣にしている。油まみれの天ぷらといった感じ。職人は日本料理の基礎をしらないか、妙な親方に付いて料理を習ったのだろう。
 後で聞いたのだが、経営者はプィッリピノで、日本・韓国・プィッリッピン料理が出来る?そうだ。15年前最初に来たサンホセの一流ホテルの日本料理の天ぷらが同じようなものだったのを思い出した。せめて白飯でも美味しければ救われるのだが、これも変な味であった。
 参考までに値段を聞いたが、込み込みで1500円くらい。ちょいと高い。



2月23日6日目)

 移動が長いため、朝食はおむすび。昨夜の日本料理屋作製。やはりご飯の味はいまいちだった。まあ仕方がないかなぁ。



 昼食はサベグレ・マウンテン・ロッジ。ケツァールを見るための人達で込んでいた。バフェスタイル。
何を食べたか忘れてしまった。ロッジの食堂の写真を。



 宿泊はサン・イシドロの郊外の山の中にあるTarari Mountain Lodge。ここも他のロッジと同じように2室が1棟になっており、部屋の前は通路兼ベランダになっている。部屋は狭い。



 食堂はかなり登った離れになっているので、バスで夕食に行く。
夕食は満足のいくものだった。バフェではなくメニューは決まっていた。献立はスープ、ラザーニャ、アイスクリーム。






2月24日(7日目)

 朝食もバフェでなく、全員同じものを出された。パンは無く、代わりに小豆入りのご飯が付いていた。この小豆料理はこの国の郷土料理のようで薄い塩味である。



 昼食はサンドイッチを車の中でとる。

 コスタリカ最後の泊まりはHotel Bougainvillea。今まで宿泊したどこよりも豪華な感じ、庭からロビーまで花であふれている。疲れた心身が癒されるようだ。
庭も広く探鳥も楽しめる。部屋も広い。2〜3泊したいホテルだ。



夕食も素晴らしかった。メインは3つのチョイスがある。参考までにメニューを載せておく。写真はメニューの一部。






2月25日(8日目)

 朝日の射すダイニングで朝食。





 サンホセを発ちダラスにて1泊。米国入国にはいつも嫌になる。入国審査は入れてやるんだぞといった感じがする。1時間半ほどで無事入国。
 空港の出口に近い壁にかかっているCourtesy Phoneでホテルに電話し、迎えを頼む。乗り合いなので9名だと通過する車もあるが、どうにか乗り、ホテルに到着。
 Best Western DFW Airport Suiteの部屋はかなり広かった。
ホテルに食堂が無いので近くのハンバーガー屋へ徒歩で行った。
旅の最後の食事がジャンクフードとはなさけないが、まあこれも仕方がない。



2月26日(9日目)

 朝食は部屋代に含まれている。卵料理はないが他は揃っている。
間食としてのバナナをいただき、空港に向かった。
 他の参加者は日本に帰るが、小生はラスベガスに寄るので国内線。自動チェックイン機を使用した。チケットがないので、まずクレジットカードを通すと氏名と予約しているフライトナンバーが出てきた。それをプリントアウトし、待っていると名を呼ばれカウンターに荷物を運びラベルを付けてもらう。それを荷物検査のレントゲンの場所まで運び終了。



 いつも思うのであるが海外で美味しいものを食べるのは通常無理である。
高級なレストランに行き高い料金を払えば、それなりのものは味わえるだろう。
食べるものについては日本が最高だ。




旅行費用

 各ホテルでの荷物の出入りのティップ、ガイド・運転手へのティップ、コスタリカ出国税、ダラスでの部屋代・夕食代、ダラス空港のシャットルバスの運転手へのティップなど、総てを含んだ費用だ。

成田発の場合   ¥316,000

岡山発の場合   ¥326,000(羽田・成田のリムジン代含まず)

1人部屋追加料金  ¥30,500



図鑑

 2007年度版。絵が大きくなったページ数が増え分厚くなっている。(387頁)





その他

 蚊除けはあったほうがいいが、なくても大丈夫。
ドライブはアップダウンが激しいので、車に弱い人は酔い止めの薬を持参するのがいいでしょう。




感想文

 参加者9名中、2名の方がコスタリカは初めて。その方々にコスタリカ探鳥の初体験の感想を書いていただきました。


コスタリカ探鳥旅行に参加して

                            北川温之

鳥を見るようになって早20年ちかくなります。
国内外色々な所に探鳥に行きましたが、何時かは行きたいと夢見ていたコスタリカにやっと行くことができました。
岡山から飛行機を3回乗り継いで、2日目の夜やっとサンホセに着きました。
翌、早朝ホテルを出発し、車で1時間程山道を登った所の道路際の林に、ケツァールがいました。
オス、メス合わせ5羽、肉眼ではっきり見えるくらい近く、びっくりするやら、嬉しいやらで、夢中でシャッターを押しました。
いまでも夢心地です。

鉄道のないコスタリカは車社会で、何処に行くにもサンホセを起点とした道路網となっています。
山国のため、九十九折の細い山道を登ったり下がったりです。
そこを猛スピードで飛ばしたり、追い越したり、車間距離をとらなかったりと荒っぽい運転でヒヤヒヤしました。
ここでも性能のいい日本の4WD車が活躍していました。

今回は太平洋側のプンタレナス、大西洋側のラセルパの熱帯研究所、中央南部の高地サベグレと行きました。
海抜0mから3200mまでと高度差もあり、気温、天候、環境は変化に富んでいました。

従って鳥も種類が多く実質6日の探鳥で、243種見ました。
これは、日本国内で私が見た鳥の種類とほぼ同じです。
行く先々で出会う鳥との距離は近く、数も多く、見るのに忙しい時もありました。

今回の旅で出会った鳥たちの中で印象に残ったのは、ケツァールに代表されるキヌバネドリ類、キツツキ類、なかでもエメラルドに輝くハチドリ類です。
愛くるしいハチドリ類を見るためにまたコスタリカを訪ねたいです。

最後になりましたが、お世話いただいた山田さん、ご一緒した皆様有難うございました。







       2008年コスタリカ探鳥旅行に参加して

                                    松本 道

 自然の美しい国コスタリカに行きたいとかねてより思っていた私は、河崎さんや山田さんのご厚意で仲間に入れていただき、憧れの地へ行くことができました、ワクワク、ドキドキでした。

 「あっ、いたいた。はい、スコープに入ったよ。」一日目でいきなりケツァールを見ることができました。何とも言えないきれいな緑色、長いしっぽ。私にとって探鳥旅行は初めての体験。見たくてもなかなか見られない鳥と聞き、幸せをかみしめました。

 行くところ、行くところ、黄色に赤に青に次々にあらわれる色とりどりの鳥に感心するばかり。うっそうとしげる森の奥に、ひときわ高く伸びた木のこずえに「オオハシがいるよ。」「チュウハシだよ。」目の前のフィーダーには、いろいろな種類のハチドリが入れかわりたちかわり、いそがしく蜜を飲んでいる。
 6日間で200種類を越える鳥を見ることができたと聞き、コスタリカの鳥の多さと、あの小さな鳥を見つけることのできる皆さんにおどろくばかりです。 

 自然あふれるすてきなロッジ、ホテル、くだものいっぱいのおいしい食事、そして楽しい会話。貴重な体験をさせていただき大満足。また行くぞと心ひそかに機会をさぐっています。

 同行いただいたみな様本当にお世話になりました。
 ありがとうございました。






旅行記へ戻る
海外探鳥旅行記もくじ へ戻る
メニュー へ戻る